2022/12/18

中学受験出願状況のご報告です

お休みのひと時をいかがお過ごしだろうか。寒さが一段と厳しさを増す。健康管理には注意が必要である。

さて、来月実施される中学入試の出願が始まって約3週間。有難いことに、昨年度に比べて、出願して下さる受験生の数が、ここまで少し増えている。プレテストの受験者数が減少した分、どうなのかなと懸念していたのだが、今のところ順調に推移している。

学校選びを「偏差値マッチング」だけで決めるのはいかがなものか?私は説明会のたびに、保護者の皆様に申し上げてきた。中高6年間の我が子の育ちを考えての学校選び。そこで必要なのは、保護者の方々の子育てに対する価値観と学校の教育方針の近似値をどう見るか。

「どのような進路実現を期待するのか」ということと同じくらい「どのような学校生活を期待するのか」という、日々の教育活動の積み重ねが重要であると申し上げてきた。なぜならそれは「どのように育ってほしいのか」というご家庭の教育方針に直結するものだから。学校は「ドリル学習の反復」で済まされるほど単純な世界ではない。

私学にはそれぞれの特色が備わっている。私学の持つ個性、教育観といったものは、学校ごとに異なる。その違いを知った上で、最終判断出来るのは保護者だけ。どのように育ってほしいのか。私はその中で、本校のこだわり、まだまだ至らない課題を赤裸々にお話ししてきたつもりである。

まだ出願には時間がある。志望校選びは、保護者の方にとって大変悩ましい問題ではあるが、どうかこの機会に、保護者の皆様の子育ての方針を、今一度整理されることを願っている。