2024/02/15

お客様がお越しになった

昨日は、昼過ぎからお客様がお越しになった。本校を20年ほど前に卒業されて、現在は大阪私学の管理職を務めておられる。私学の集まりで何度かお目にかかっていたが、本日は本校の卒業生として、また私学管理職として訪ねて下さり、意見交換した。

校舎見学にお誘いすると、20年の時計が一気に逆戻りしたのか、廊下ひとつ、教室ひとつに想い出が染み付いているとおっしゃっていた。特に、図書館。まだ通われていた時代は、国際科があり、男女併学。普通科男子生徒が、校内で唯一女子生徒と出会える場が「図書館」だった。

女子生徒との出会いを求め、毎日図書館に通い、おかげでこの時期もの凄い量の本を読んだと話された。本を読む動機が何であれ、それが現在の人格形成に役立っているのなら、それはそれでいい。校内を懐かしく巡られ、帰られた。意見交換の中、今後の私学教育はどう思われるか?という質問をされた。

私は、「私学教育もさることながら、関西の経済力低下が深刻だと思う。日本は東京のひとり勝ち。大手企業の東京拠点化。この流れは変わらないと思う。その意味で、これからの若者は、やはり首都圏の大学を目指すべきだと思う。関西の私学は、二極化がますます進むと思う。」そんな感想を述べた。