2024/02/20

ことばの贈り物 アーカイブス 4

2018年 中学全校朝礼の訓話が続きます。
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「人生で成功を収められた方が異口同音におっしゃる言葉・・・。それは、『ここまで到達するには、誰かの導きによって自分の今日(こんにち)がある』という言葉です。もちろんリーダーとして、そのチームを引っ張ってこられた方ばかりですから、多くの仲間と共に行動されたことは間違いない。そういうチームメイトの存在は不可欠でしょう。」

「でも、その方向へと進むには、『誰かの導きがなければ自分は到達しえなかった。その人の導きによって自分が今ここに立たせてもらっているのだ。』そうおっしゃる方がほとんどでした。さて、先生は意地悪ですから、さらに質問します。『では、立場を変えてあなたが誰かを導こうとなさる時、その人を選ぶポイントは何ですか?』と問います。」

「するとこれも異口同音に同じ答えが返ってきます。『とにかく、可愛がられる人です。上の人から好感を持たれ、好かれる人です。』と。生徒の皆さんに誤解してほしくないのは、好かれるためには胡麻を擦ったり、オベンチャラを言ったりといった表面的なものではないということです。一生懸命、誠実に課題と向き合う中から醸し出される品格のようなものです。少し難しいですね。」

「先生は、意地悪ですから『では、可愛がられる人に、何か共通する点はありますか?』とさらに問いかけます。すると、これも異口同音に答えが返ってきます。」

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おっと、紙面がここまでということで、続きは明日、お送りしましょう。ではでは。(2018・06・29)