2024/02/26

ことばの贈り物 アーカイブス 10

2018年1学期終業式での訓示である。

課題のない人、困難にぶち当たっていない人など、この世にはどこにも存在しません。みんな困難に直面しながら生きているのです。ではその困難に対してどう生きるのか。困難に立ち向かう姿勢とでも言うのでしょうか。ここに、人それぞれの大きな違いがあります。

ある人は、逃げます、誤魔化します、強がります。そして、安易な妥協を許す仲間を探し、自分が弱いことを隠すために、群れを成して、大声を上げます。

ある人は、自分に負けたくないという心を静かに燃やします。ド真剣に課題に向かって取り組みます。では皆さん、静かにお座りください。

誰しも困難なことからは逃れられないと申しましたが、それが理解できるにはもう少し学校で学ばなければなりません。困難な課題に挑む、その勇気と行動がすべての人に求められるのですが、このような重力に逆らう生き方は、とても大変なことです。

さて、その意味で11月19日の講演会で皆さんの前でお話しする予定のゲストの映像をお目にかけたいと思います。栗城史多(のぶかず)さんという方の映像です。

本日はここまで。明日は栗城氏の映像をお送りしたい。お楽しみに。
(2018・07・21)