2021/04/17

ことばの贈り物 2021/04/17

高等学校入学式でのご挨拶の最終回。「徳は孤ならず、必ず隣あり」という座右の銘をもう少し説明したい。
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だけど、自分が本当に正しいと思うなら、正しい判断だと心に誓うなら、たとえ自分に反対する大勢の人がいたとしても、そこはブレてはいけない。そういった正しいと思った心を貫く意志とでもいうのでしょうか、そういった信念のようなものも、生きていく上では必要です。

対立や騒動を避けたいがため、ついつい自分に嘘をつくということは回避したいと考えます。そんなとき、ふと私の心を奮い立たせてくれる言葉。それがこの

徳は孤ならず、必ず隣あり。という言葉です。

皆さんのこれからの「高校生物語」にどうか、かけがえのない隣人と出会い、大いに刺激し合ってほしいと願っております。そして、物語のどこかの場面で、「徳は孤ならず、必ず隣あり」という言葉を、主人公が発する場面を作ってもらえれば、幸いです。

さあ、夢に向かって進んでいきましょう。私の話は以上です。
 
令和3年4月6日
帝塚山学院泉ヶ丘高等学校
校長 江口宗茂

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ここまでお付き合い下さってありがとう。感謝である。明日からは、去る4月8日に全校生徒にリモートでお伝えした「始業式」の訓話をお送りしたい。