2020/11/29

ことばの贈り物 2020/11/29

休日のひと時をいかがお過ごしだろうか。11月もいよいよ月末を迎える。月が明けると定期テストが開催される。今頃生徒たちはみな、試験準備に必死になっているに違いない。しっかりと準備してほしい。

さて、このところ夜が明ける時刻も遅く、私が泉北高速鉄道を乗って学校に向かう時分には、まだ東の空から太陽は顔を出していない。東の葛城連山を眺めながら、日の出を眺めることが、朝の通勤時間のひとつの楽しみにもなっている。

そんな葛城連山の北のはずれに、くっきりと二つのピークがシルエットとして映る。おそらくこれは二上山ではなかろうか。大津皇子の悲哀がここに眠っているのだなあと、朝から万葉ロマンに心馳せているのは私くらいかもしれない。また皆さんも機会があればご覧あれ。中百舌鳥駅から深井駅に向かう辺りで、北東方向に浮かび上がっている。

ももづたふ 磐余(いわれ)の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ