2023/12/16

高校入試説明会です 1

お昼から少し小雨交じりの空模様。風も少し冷たく感じられる。本日は14時より「高校入試説明会」が開催された。これまで2週連続して開催。本日は3回目の最終回となる。その際のご挨拶を実況中継風にお届けしたい。


こんにちは。少しお足もとに悪い中、お越し下さり感謝申し上げます。ありがとうございます! 

さて早速皆さんに質問です。皆さん、今日一日を振り返ってください。まあ、正確には半日でしょうが。あなたの本日の生活場面で「ありがとう!」という言葉を発したという人、手を挙げて下さい。(結構な数の手が挙がる。だがこれは、ほんの掴み) 

では、質問します。「ありがとう」という言葉の反対の意味を持つ言葉は何でしょうか?これは、今度の入試問題の国語で出題される!ってことはありませんが。「ありがとう」の反対の意味を持つ言葉は何でしょう。30秒、考えて下さい。 

(30秒経過) 

では、お隣のお父さんやお母さんとご相談ください。「ありがとう」の反対の意味を持つ言葉です。 


(場内ざわつく。話し合いが続く) 
 

 では、これではないか、とわかった人、挙手をお願いします。(会場に呼びかける) 

(ほとんど手が挙がらない。これも想定済み) 

では、ここで少しヒントを差し上げましょう。「ありがとう」という言葉の語源は、古語の「有難し」という形容詞から派生した言葉です。「有難し」という文字を見て、その反対語が気付かれた方、居られますか? 

(本日は2名の手が挙がった) 

では、謎解きをしましょう。「有難し」という言葉は、「有ることが難しい」わけですから、滅多なことでは起こりえない、たいへん稀で、ある意味奇蹟的で尊い場面で用いられる言葉なのです。 

だから、普通に日常に転がっているような場面というのが、その反対語ということで「当たり前」という言葉がそれに当たるかと思います。正解されました。拍手をお願いいたします! 」

したがって、「ありがとう」という感謝の言葉は、自分ではおおよそ「当たり前だ」とは想定されていなかったような恵み、滅多にないこと。したがってそこに感謝の念が自然と起こり、「ありがとう」という言葉が発せられるわけです。 

 

 

本日はここまで。何度も用いたネタではあるが、明日はこの続きを送りしたい。