2023/11/27

シリーズ中学3年生からの質問 2

明日より「2学期期末テスト」の開幕。この期間を利用して、先日少しお届けした中学3年生からの質問にお応えしたい。お付き合い願いたい。
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Q なぜ、帝泉の校長になると決めたのですか?
A そうだね。2017年に副校長として赴任して、2018年に校長を拝命した。帝泉に決めたのは、前年副校長だった繋がりからかな。
校長に関しては、これまでの自分の経歴を考えると、組織のリーダーであることに自分の「適性」を感じたからかな?といっても、周囲の人が私をどう評価しているかは別だけれどね。人には誰しも得手不得手がある。若いころは、自分の不得手な部分にコンプレックスを抱いて、何とか自分で全て解決しようとするけれど、どうしようもないという場面に何度も立ち会う。そのたびにヘコムんだけれど、40歳を超えたころから、自分の得意な部分で勝負しよう。苦手な部分は、それを得手とする人に任せよう。そう考えられるようになった。すると、ものすごく仕事の効率も結果も上がった。チームプレイということがようやく理解できた。他者を信じるということが分かったんだね。それまでは何でもかんでも自分ひとりで抱え込んでいたからね。そうする中で、自分が最も適材だと考えるのは、その人その人の長所を探して、それでチーム編成する。まあ、言うなれば監督・GMのような仕事が、自分には適しているなと気づいたんだ。それで、帝泉の課題や問題点を分析して、それを解決するにはどんなチーム編成がいいか。今は、そんな立場で仕事させてもらっているよ。答えになっているかなあ。

Q 日本の政治についてどうお考えですか?
A 思想信条の自由は憲法で保障されているけれど、ここで私の具体的な政治に対する考え方を述べることはしない。いろんな考え方があるのが、健全な民主主義だし、思想統制されることには気を付けないといけない。ただ一つ言えるのは、も少し背筋を正して、政治家は責任を取りなさい!ということを言いたい。今の社会は、あまりにも無責任が、罷り通っている気がする。もちろん江戸時代のような身分制度の中で切腹や流刑といった理不尽なことを言っているのではないけれど、少なくとも仕損じれば「腹を切りなさい!」とは言いたい。ズルは絶対に許されないよ!「自由」をはき違えるな。この民主主義社会では、しくじっても再チャレンジは認められている。だけど、仕損じれば、少なくとも、全てを失った中からの再チャレンジが原則だと思うけれどなあ。その辺りにケジメ、覚悟が、どうも今の日本人には薄れているような気がする。

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本日はここまで。