2022/12/03

進路研修会が開催されました

去る12月1日に開催された進路研修会の模様をお話ししたい。テーマは「令和7年度入試の動向と新課程における指導の設計」という少し難しそうな内容。要するに、現在の高校1年生から、10年ぶりに指導要領が改訂されて、それに伴って入試問題が変わるよ、ということ。

とはいえ、現場にとっては大問題。目まぐるしく変化する外界状況に、教育現場も変わらねばならない。教育現場を変えるには、大学入試制度の改革が必須。そんな世の中の流れに、学校現場の教育内容の変化が求められている。

ここで詳しく話すには紙面が足りないが、一番の目玉はやはり「情報Ⅰ」が国公立大学入試の必須になっているということ。ただし、まだそれをどのように扱うかは不透明。北海道大学や徳島大学では既に、入試科目には課すが、得点化しないといった判断もある。

しかしながら、時代の趨勢を考えると、「情報デザイン」「プログラミング」「データサイエンス」という3領域の学びは、不可欠だろう。これまでは、大学や社会に出ての企業研修で実施されていた部分が、大学入試で文系理系問わず必要であるという国の判断。

本校では、今年度よりそれに対応すべく備えをいくつも実施してきている。備えあれば憂いなし。それ以外にも、令和7年度入試、現在の高校1年生から入試問題の中身も時間設定も変わる。それらを再確認しながら、より精度を高めていく。そんな研修会であった。