2022/03/14

中学入試報告会が開催されました2

本日は冒頭あいさつの2日目。お付き合い願いたい。
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そんな中、やがて部下もでき、チームのリーダーとして仕事が任されるような立場になりました。そんなとき、伸びる部下と伸び悩む部下というのが必ず現れます。それは「学校で優秀な成績を取っていたにも拘らず」であったり、「学校では大した成績でもなかったにも拘らず」といったことであったり。様々な現実が、実社会には横たわります。

私は、社会に出て成長する人材と、そうではない人材の違いはどこにあるのかといったことに大きな興味を抱いていました。そしてそこで得た結論は、「如何に主体的な生き方を本人自身が選択しているのか」。逆に申しますと、自らの仕事にどれくらいの「熱意」と「こだわり」を持てているのかではないかと結論付けました。

これは「学歴」とは少し異なる切り口だと感じました。漠然とそんなことを思いながら、いつしか民間企業から学校教育現場に身を置くことになり、改めて学校現場で「どのような人材を育てるのか」といった課題に直面し、自分自身の中での経験をもとに、少しずつ教育内容に自分の考え方を取り入れて参りました。

確かに学力といわれる「学び取る力」「正確な知識」は必要です。でも、学校選びはその究極の先に横たわる「偏差値マッチング」だけでいいのか?という疑問を抱いております。確かに自分の偏差値で最も高い学校を選ぶのが、その時点では「得策」のように思います。

数値がそう示しているので、より説得力もありそうです。だけど、偏差値はその時点での結果に過ぎず、その先のことは何も語ってくれません。でも当人の人生は、ずっとその先も続くのです。

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本日はここまで。続きはまた明日。