2020/02/15

ことばの贈り物 2020/02/15

本日より、中学3年生の保護者を対象にした高校入学前説明会での冒頭のご挨拶を掲載したい。私自身の学校教育に対する一つの考え方をお示しした。お付き合い願えれば幸いである。
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先行き不透明な時代。不確実性がより濃厚に横たわる未来に向けて、子どもにどんな大人になってほしいか?子どもにどんな経済的基盤を獲得してほしいのか?親御さんのご心配やご不安は尽きることはないのではないかとご推察いたします。

戦後、高度成長をけん引した団塊世代が作り上げた日本の繁栄モデルが、すでに通じなくなってきている。今後、何を価値基準におきながら、我々は進んでいけばいいのか。本日はその辺りに関しまして私見を述べさせてもらいます。

個人的なお話から入らせていただきますが、私は、決して輝かしいキャリアの持ち主ではありません。どちらかと言いますと劣等生です。学生時代は、音楽やバスケットや恋や文学といったものに夢中で、もう少し勉強していればよかったかなという思いもありますが、それらの経験が無駄であったかというと、そうとも言い切れない自分がいます。

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本日はここまで。ではまた明日。