2024.06.11

芸術鑑賞会「遥かなる甲子園」を見て

芸術鑑賞会「遥かなる甲子園」を観劇後の挨拶です。

本日の『遥かなる甲子園』、皆さんいかがだったでしょうか?関西芸術座の皆様、本当にありがとうございました。この演劇を通じて、彼らの悔しい思い、葛藤がリアルに伝わってきました。いわゆる「普通」とは一体何か?私自身改めて考えさせられる内容で素晴らしい作品でした。役者の皆様、演出家の皆様、そして舞台裏で支えてくださったスタッフの皆様に、心からの感謝を申し上げます。今日の劇を通じて感じたこと考えたことを、家に帰ってからもう一度思い返し、おうちの方と色々話をしてみてください。人間は見ただけ、聞いただけではすぐに忘れてしまいます。しっかりアウトプットすれば頭に残りますので、これからの学校生活に活かしてほしいと思っています。

私が感じたこと考えさせられたことを少しだけ話させてください。皆さん、障がいのある方、障がい者のことを英語でなんて言うか知っていますか?Disabled PersonやHandicapped Personという表現が今まで用いられてきたそうです。しかし、最近は”Challenged Person” という表現が用いられることが増えてきました。

高3のみなさんは今、自分の将来に向けて一生懸命頑張っていますよね?これもチャレンジですし、クラブに力を入れている人が試合に向けて、あるいは発表会に向けて、日々頑張って練習を繰り返していることもチャレンジです。人それぞれ、チャレンジすることは違っていても、それぞれの目標に向けて日々チャレンジしているということに関しては、皆さんも”Challenged Person” ではありませんか?私は、今日の演劇を通じて、わざわざ健常者とか障がい者とかの境界線を引く必要なんかなく、みんな”Challenged Person”で良いんじゃないか?そんな風に感じました。

先ほども言いましたが、私は今日皆さんの前でアウトプットさせて頂きましたので、皆さんも必ず家に帰っておうちの方と今日感じたこと考えたことを、自分の言葉で口に出して話をしてみてください。

最後になりますが、改めまして、関西芸術座の皆様、本日は誠にありがとうございました。

【動画】芸術鑑賞会の様子

【動画】「遥かなる甲子園」ダイジェスト<2022年>【関西芸術座公演巡演作品】