2024.03.13

中1 群読発表会

 3月9日、中学1年生は午前の中2・中3総合学習発表会を見せていただいた後、早速「群読発表会」の仕上げ練習に入りました。徐々に緊張感が高まります。
 三回目を迎えたこの発表会は、1年間を通して総合学習20~25分の授業21回の成果披露の場としたものです。週1回の授業は、朗読のプロとしてお迎えした濱島先生と合田先生のご指導力と分・秒単位の綿密な計画に頼るところが大きいのですが、生徒の素直さと元気がなければ「作品」の完成に近づきません。停滞ぎみの数回もありましたが、まじめに練習を重ねて上達し、成長した姿を見ていただくのがこの日この舞台です。
 昼食もそこそこに、はじめて舞台に立ってのリハーサル。声の響きもよくて、直近練習の課題もクリアできそうです。ソロ担当は自ら希望したとは言え、責任重大。最後の個別練習をする表情に緊張感がにじみます。
 午後3時。ホール2階席に百を超える保護者ご家族を迎え、緞帳が上がりました。
 私は今年も舞台袖から祈るだけですが、生徒の真剣な横顔、出番の終わった後の満足げな笑顔からすべて練習通り、いやそれ以上の出来がうかがえます。
今年も様々なジャンルから各クラスの個性にあった作品を選んでいただきました。ソロパートもハマりました。だからたった2回しかなかった合同練習でも生徒たちのリズム・テンポは次第にあってきたし、作品を楽しむ余裕?まで感じられるようになりました。うん、そう。君たちの発表会、もっと楽しめ!
すきのない60分の台本。『生きる』いま生きているということ 人は愛するということ あなたの手のぬくみ、いのちということ 150人の声が一つになりました。舞台に届いた大きな拍手。
おわりに、江口校長先生が入学式から1年間の成長を讃え、「感動をありがとう そして作品作者の思いを伝え、つないでくれてありがとう」とおっしゃいました。心を込めて紡がれた言葉を引き受けて、わたしのことばにして伝える、なかまと一緒に。こんなにすばらしい「群読」をこれからも続けていきたいと思います。

 

担当:藪本  

【動画】 中1群読発表会の様子