2025.04.07

【校長通信】新たな仲間を迎えて―2025年度 入学式

4月5日、春の陽光に包まれるなか、本校では中学・高校それぞれの入学式を挙行いたしました。
今年度は中学校に169名、高等学校に372名の新入生が入学を許可され、新たな仲間として本校の一員となりました。
式典では、どちらの部でも「誓いの言葉」が心に残るものでした。新たな学び舎での生活に向けて、新入生の皆さんが抱く希望や決意がまっすぐに伝わってきて、会場全体が温かく、また引き締まった空気に包まれました。
特に高校の入学式では、在校生代表として現生徒会長(高校3年生)が歓迎の言葉を述べてくれました。4月から最高学年となった生徒会長は、さすがの語り口と内容で、新入生を力強く、そして優しく迎え入れてくれました。生徒会長自身の経験を交えたメッセージは、新たな一歩を踏み出したばかりの後輩たちにとって、大きな励ましになったことでしょう。

式のあとは、中庭で各クラスごとの写真撮影が行われました。私も校長として、それぞれのクラス写真に参加させていただきましたが、その際に印象的な出来事がありました。ある生徒が私に、「先生の話、良かったです」と、式典での式辞について感想を伝えてくれたのです。短い時間ではありましたが、何か一つでも心に残ってくれたなら、こんなに嬉しいことはありません。これからの学校生活の中で、どこかでその言葉が彼らの背中を押すような存在になってくれたらと願っています。
また別の生徒からは、「先生、ギターやってるんですよね」と声をかけられ、少し驚きつつも嬉しく感じました。すでにYouTubeやInstagramなどを通じて学校のこと、そして私のことまで知ってくれているのだと思うと、これから一緒に過ごす日々がますます楽しみになってきます。

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。これからの学校生活が、皆さん一人ひとりにとって実り多きものとなるよう、教職員一同、全力で支えてまいります。そして在校生の皆さんも、良き先輩・良き仲間として、共に学び合い、成長していきましょう。
新しい年度の始まりに、心からの期待を込めて。