2024.12.27

【校長通信】管弦楽部クリスマスコンサートの感想です

昨日は管弦楽部のクリスマスコンサートを観に行ってきました。

コロナ前は学校の文化ホールで開催していましたが、コロナ禍を機にビッグアイでの開催となり、今年で5回目を迎えます。

高校2年生にとって、このコンサートはクラブ活動の最後を飾る場でもあります。第3部では、演奏が始まると部長がマイクを手に、これまでの活動を振り返りながら、支えてくれた皆さんへの感謝の気持ちを述べました。そして、パートごとに高校2年生の名前を一人ひとり呼び、紹介していきました。名前を呼ばれた高校2年生は、演奏をやめてその場で起立し、一礼。その後ステージ前に出てきました。会場には保護者、友人、そして先生方が集まっており、その姿に大きな拍手が響き渡りました。

また、今回のコンサートには、陶器山クリーンプロジェクトの際にもお越しくださったオーボエ奏者の飯森理信さんが特別ゲストとして参加されました。飯森さんは生徒たちとともに演奏や指揮を2曲披露してくださり、会場は大いに盛り上がりました。今後、本校の管弦楽部の指導もお願いすることになった飯森さんですが、高校2年生の生徒たちとは短い時間ながらも心温まる交流があり、彼らのために特別にオーボエで2曲披露してくださいました。その素晴らしい音色に、会場中が感動に包まれました。

もう一つの見どころは、本校に2週間の短期留学生としてオーストラリアから来ていた、Caleb Takumi Diskinさんのサックス演奏でした。彼はオーストラリアでジャズサックス奏者としても活躍しており、短い滞在期間にもかかわらず管弦楽部の練習に参加し、本番でも素晴らしい演奏を披露してくれました。本来なら前日に大阪から移動し、帰国する予定だったようですが、滞在を1日延ばしてコンサートに出演。そして名古屋から彼の保護者のみなさんが観に来てくださっていました。

さらに、学校に戻ってから行われた引退式では、後輩たちが高校2年生の先輩に向けて動画を作成し、贈るという心のこもったサプライズもあったそうです。多くの方々に支えられ、差し入れもたくさんいただいたようで、高校2年生にとっては引退にふさわしい、思い出深いコンサートになったのではないでしょうか。