高２　沖縄研修旅行５日目

沖縄班5日目。

いよいよ最後の日となりました。今日は久々に青い空が広がっています。

今日の午前中は選択別文化体験です。①南部激戦地、②基地学習、③世界遺産、④沖縄文化体験の4コースに分かれます。

①南部激戦地コース

沖縄南部にある糸満市は1945年の沖縄戦の激戦地で、多くの一般市民が命を落としました。ひめゆりの塔と平和祈念資料館はその沖縄戦の悲惨さを今日に伝える史跡です。現地での説明を聞いて、生徒たちにも感じるところがあったようで、平和へのメッセージを文章にしたためる子もいました。

②基地学習コース

その沖縄戦の結果、沖縄はアメリカの施政下に入ります。そこで沖縄に来たのが米軍基地とアメリカ文化です。

道の駅かでな(嘉手納)では展望台から嘉手納飛行場を一望できます。今日はあいにく訓練などは行われておらず、飛行機の往来はあまり見られませんでしたが、普段は騒音がすごいそうです。現地の方の解説は住民ならではの貴重なお話でした。

その後に向かった北谷アメリカンビレッジはそのアメリカ兵がもたらしたアメリカ風の一角です。沖縄文化の多様性を垣間見ました。

③世界遺産コース

沖縄文化が多様な理由は、その地理にあります。日本や中国大陸、台湾、東南アジアの中間に位置する沖縄は、中継貿易で栄え、様々なモノや文化が往来しました。

首里城や勝連城は、中継貿易で栄えた琉球王国の象徴的な史跡です。その歴史を伝えるということで世界遺産に登録されています。

④沖縄文化体験コース

多様な沖縄文化を肌で感じることができるのは、おきなわワールドです。

ハブなど沖縄固有の動植物や伝統衣装・楽器を触って学べます。

大蛇に接するのは怖々でしたが、その体温を感じたようです。

そしてお昼過ぎには、全生徒が国際通りに集まりました。

国際通りはレストランやお土産屋さんが立ち並び、ショッピングを楽しむほか、この研修旅行が終わるのを惜しむようにそれぞれが思い出作りに熱中していました。

その後、那覇空港に到着。予定通り関空までの空の旅です。

そして無事、関空に到着しました。さすがにみんな疲れた様子でしたが、今回の沖縄研修旅行は非常に充実した内容の濃い5日間だったと思います。初めてのアクティビティ、初めてのご飯、初めての動物…

私たち引率教員団も生徒たちの初めての表情や姿を見ることができたように思います。

最後にお世話になったすべての方々、本記事を読んで下さった皆様に感謝申し上げます。