OFFICIAL ACCOUNT
2024.03.19
ごあいさつ
これまでお世話になりましたすべての皆様へ 2024年3月末の2023年度終了を持ちまして、帝塚山学院泉ヶ丘中学校高等学校の学校長ならびに学校法人帝塚山学院の理事の職を辞することとなりました。思えば、私と学院との出会いは、2009年4月より3年間にわたり、泉ヶ丘中高の生徒募集業務のコンサルティングでお世話になるところから始まりました。その後、2012年からは別の私学で4年間、学校長の経験を積み、縁…
2024.03.18
中学卒業式式辞をお送りします
本日は中学卒業式での式辞をお送りする。少し長くなるがお付き合い願いたい。 ----------------------------------------------------------------------- 桜の花がつぼみを膨らませようとしている、そんな穏やかな日に、こうして中学3年生の皆さんと卒業の時を迎えられることを大変嬉しく思います。卒業生の皆さん、ご卒業誠におめでとうございます…
2024.03.17
2023年度 高校卒業式式辞をお送りします 2
私は、ここでどちらが正解だといった持論を展開するつもりはありません。申し上げたいことは、皆さんの人生が、選択の連続であるという中で、繰り返しますが、何が正解なのかは、分からない。正解はあなたの生き方、考え方の中から、自分で創り上げていくものなのです。 ではもうひとつ、別のお話しをしましょう。京都セラミックという会社を創設した稲盛和夫という経営者がいます。氏は物事に取り組む中で、「才能」や「情熱」…
2024.03.16
2023年度 高校卒業式式辞をお送りします 1
梅の花が咲き誇り、桜の花もつぼみを膨らませようとしている、そんな穏やかな日に、こうして第39期の皆さんと卒業の時を迎えられることを大変嬉しく思います。卒業生の皆さん、ご卒業誠におめでとうございます。また、今日まで影ながら支えて下さった保護者の皆様。ご子息、ご息女のご卒業、誠におめでとうございます。高いところからではありますが、ここまで本校の教育に対するご理解、ご支援を賜りましたことを篤く御礼申し上…
2024.03.15
アーカイブス 25(2020・08・1・2・3)
コロナ禍真っただ中、高3進路講話を敢行。大学進学とご家庭の向き合い方が大きなテーマであった。 本日は高校3年生の保護者進路説明会にご参加下さり、誠にありがとうございます。本日は、この後、進路指導部高橋部長より「指定校推薦」に関する注意点、そのあと駿台予備校の山田一貴先生によります、「2020年度共通テスト」に関します最新情報、さらに最後に高3学年主任の成子先生より「コロナ禍」における本校の取り組…
2024.03.14
アーカイブス 24(2020・03・26 高校卒業式式辞の最後部分)
キミの使命 幼いころ、キミは、サンタクロースが プレゼントを届けてくれるって 信じていた。 でも サンタクロースの正体を 知ってしまったキミは プレゼントにときめく気持ちを いつの間にか見失ってしまった。 今、大人の入り口に立っているキミは サンタクロースの願いが 何なのかって 少しだけ 分かるような気がした。 サンタクロースが、ホントは優しくて 強い存在なのだと 少しだけ 気付いたような…
2024.03.13
アーカイブス 23(2020・03・18・19・20・21)
コロナ禍での卒業式。動画配信という苦肉の策であった。 本日、保護者やご来賓、在校生のいない中での卒業式が中学校、高等学校で開催された。本日よりしばらくの間、生徒たちにお話しした式辞を皆様にお届けしたい。お付き合い願えれば幸いである。なお保護者の皆様には動画配信でご参加願った。 -----------------------------------------------------------…
2024.03.12
アーカイブス 22(2020・02・29)
あたふたとコロナに翻弄される、その始まりである。 -------------------------------------------------------------------------- 新型コロナウィルスの安全確保の観点から、本日より臨時休校となった。校内は朝から閑散とした静けさに包まれている。ただ、職員室では朝からミーティングを行い、今後の対応の確認が再度なされた。 先生方は、定…
2024.03.11
盛りだくさんです
新たな1週間の始まりである。朝の通勤時間帯に公立中学生が制服に身を包み、登校する様子を目にする。本日は公立高校の入試なのだろう。一度私学の入試を経験している人が多く、どことなく落ち着きを感じながら、集団とすれ違った。 さて、今週は15日に中高の卒業式が控えている。午前が中学、午後が高校。いよいよ年度末という感が強くなる。中高のスピーチコンテストも開催される。球技大会も終盤戦である。また、14日・…
2024.03.10
中学総合学習発表会でした
おやすみのひと時をいかがお過ごしだろうか。寒さがまだ少し続いている。さて本日は、昨日泉ヶ丘駅前の「ビッグアイ」で開催された「中学総合学習発表会」の内容を中心にお伝えしたい。多くの保護者の皆様にもお越し願い、感謝申し上げたい。 午前中は、中学3年生の「PBL学習」の8組選抜のプレゼンテーション。身近にある課題を見つけ、その実態を調べた上で、解決に向けた具体策を提案する。課題として取り上…
2024.03.09
久しぶりにリアルな学校の様子です
リアルな「言葉の贈り物」に戻りたい。大学入試は現在中期入試の真っただ中。前期入試の結果は、本日の阪大・公立大、明日の京大でほぼ出揃う。現役国公立大学合格者数が昨年108名。今年は昨年以上に生徒たちが大奮闘。昨年を上回る勢いでここまで推移している。 さて、本日は「球技大会」が高校2年生で展開されていると聞く。少し肌寒いが、クラスの団結を図り、次年度の新体制に臨んでもらいたい。また、…
2024.03.08
ことばの贈り物 アーカイブ21
2019年の高校入試説明会での挨拶である。 先週の金曜日、高校入試の生徒のための最後の学校見学会が開催された。説明会でお話ししていることは共通のテーマ。「ありがとう」という言葉の持つ意味を考えよう。「ありがとう」の語源は「有難し」という古語。「有難し」はめったに起こらない現象。 それに対して「有難し」の反対の意味を持つ言葉は「当たり前」となろう。日ごろ「ありがとう」と発する場面では、「当たり前…
2024.03.07
ことばの贈り物 アーカイブ20
『ココロの学校2019』で、伊藤真波氏をお招きした時のblogである。 本日開催された「ココロの学校2019」。伊藤真波さんをお迎えしての講演会。中学1年生から高校2年生までの全生徒とPTA文化委員会共催で、保護者の方も150名ほどご参加されての開催。泉ヶ丘駅前のビッグアイは熱気に包まれた。 二〇歳の時、事故で右腕を失われた伊藤さんのその後の人生が、会場の人々の心を打つ。壮絶極まる闘病生活、逃…
2024.03.06
ことばの贈り物 アーカイブス 19
2019年2学期の保護者会での訓話である。 「こうしなさい、ああしなさい」が、知らず知らずのうちに子どもの自立の芽を、チャレンジする気持ちを、摘み取っていませんか?この子はいったい、「どうしたいのかな?何がしたいのかな?」ということを、保護者の皆様もお考え下さい。お子さんの様子をよく観察してください。 お子様の成長の芽をしっかり育ててあげてほしい。子どもはどこかで必ず、チャレンジする引き金を引…
2024.03.05
ことばの贈り物 アーカイブス 18
昨日の続き。2019年2学期の始業式訓話。集団行動が中心となる2学期の行事を意識しての訓話である。 (ジョン・F・ケネディが大統領の演説で言った「あなたの国があなたのために何ができるかを問うのではなく、あなたがあなたの国のために何ができるのかを問うてほしい」という重要な考え方を、子どもたちにわかりやすく伝えようとしたのだが。) さて、そんな「やってもらう」ことが当たり前と考えている人が、10人…
2024.03.04
ことばの贈り物 アーカイブス 17
2019年2学期始業式での訓話である。 皆さんが目標達成に向けてチームを前に進める上で、必要な考え方、注意点とは何だと思いますか。これは、私の個人的な意見ですが、属するチームの中で、自分は「何ができるのか」ということを常に考え、それに基づく発言をし、それに基づいて行動することだと思います。 皆さんは日常生活において、多くのことを多くの人からやってもらっています。「やってもらう」ことが当たり前の…
2024.03.03
ことばの贈り物 アーカイブス 16
『ココロの学校2019』で山口絵理子氏をお迎えした時のblog。 はっきりしない空模様が続く。この調子だと梅雨明け宣言は、まだもうしばらく先延ばしかもしれない。そんな中、本日「ココロの学校2019」として、マザーハウス代表の山口絵理子氏をお招きしての講演会が開催された。 山口氏の経歴に関しては、氏の著書「裸でも生きる」に詳しく書かれている。今回は高校1年生の生徒対象に、等身大の山口氏の思春期を…
2024.03.02
ことばの贈り物 アーカイブス 15
2019年6月にやってきた教育実習生への訓話である。 先日、本校に来ている教育実習生10数名とほんの少しだけ、勉強会をした。実習生も忙しく、またおそらく教案準備で睡眠不足なのだろうけれど、真剣に付き合ってくれた。人生の先輩として、後輩に伝えたいこと。そんな思いで限られた時間で話をした。 【「目的」と「目標」の違いは?】 「目的」というのを掘り下げていくと、その人の人生観がそこに裏打ちされてくる…
2024.03.01
ことばの贈り物 アーカイブス 14
2019年入学式式辞の2日目である。 そんな多くの人たちが、広場に立ちはだかる扉に書かれた文字を読みながら、一人、また一人と鍵の掛かった扉に向かって、さっき言った胸ポケットに入っているオリジナルの鍵を持ち出し、扉を開けて中に入ろうとするのです。その作業が、18ページの真ん中辺りから終わりに掛けて約半年間「扉の広場」で、ずっと繰り広げられます。 では少し、扉を開ける人に近づいて、もう少し詳しくそ…
2024.02.29
ことばの贈り物 アーカイブス 13
2019年の高校入学式式辞である。 桜の花も美しく咲き誇り、春満開というこのめでたき日に、ご入学を果たされた新入生の皆さん。ただいまの入学許可宣言を持ちまして、高等学校1年生288名の入学を許可いたしました。改めまして、ご入学、まことにおめでとうございます。さて、15歳の皆さんには今、これからの将来の道がどのように見えますか? 今座っているその場所から、どんな風景が見えますか? 皆さんにとって…