2021/07/04

ことばの贈り物 2021/07/04

休日のひと時をいかがお過ごしだろうか。昨日に続いての「進路の手引き」巻頭言の後半である。お付き合い願いたい。
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「何を生業として経済的自立を果たすのか?」。この命題に立ち向かうため、大学受験で少しでも有効なアドバンテージを獲得し、より高いポジションでの社会生活を実現しようとするストラテジー。大変革の時代において、そのストラテジーはこれまで以上に、自分の内面的な動機が求められるようになった。18歳の皆さんだけではなく、大人たちも今まさにこの大変革時代で、自分の内面的な動機が社会で試されている。
 
私たちは今、間違いなく大産業革命時代の真っただ中を生きている。さて、「キミは何がしたいのか?」「何のためにそれをするのか?」。そういった「動機」としっかり向き合っていないと、この大産業革命の荒波に、あっという間に流されてしまう。興味・関心のあることに時間と労力と知恵を使い、成果を社会に還元する。そのためにあなたは何を目指すのか。
 
「自分はいったい何がしたいのだろう……」「何のために自分は努力しているのだろう……」。進路実現に格闘している先輩たちの姿に、等身大の自分を重ね合わせてほしい。きっとそこに、自分の動機が隠されているに違いない。本冊子を、そのような本来の「自分」と出会う場として活用願えれば幸いである。

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以上である。大きな時代の変化にどう立ち向かうか。子どもたちだけでなく、大人にとってもマインドを変換することが求められる時代となっている。