2022/07/13

本校管弦楽部について

校長就任以来、気になっていたことがあった。本校の大所帯クラブのひとつである「管弦楽部」。毎年、可憐な演奏で、校内の演奏会や文化祭、クリスマスコンサート等で人々に多くの感動を与えてくれている。でも……、何かが足りない……。そう思っていた。

一般的な「吹奏楽部」なら、さまざまな大会が地域や全国レベルで開催されている。これが「管弦楽部」となると、全国的な数も限られ、大会参加の機会が少ない。そんな話を聞いていた。だけど、大会に挑んでほしいと願っていた。

それにはいくつか条件があり、それをクリアするためには、楽器編成をその基準に合うようにしなければならないようだ。新たに求められる高価な楽器も必要。そこで、少し足踏みしていたのだが、関係者が何とか知恵を絞って、そこがクリアされるところまで来ている。そのための支援を、卒業生や在校生の保護者からも得ていると聞く。

どうやら近い将来「管弦楽部」も何らかの大会に出場できる目途がたったようだ。校内での発表会準備以上に、緊張と困難が付きまとうであろう。だけど、やっぱり「舞台が人を創る」。他校の生徒たちとの交流や刺激を受けて、それを糧にする経験は、かけがえのないものだと思う。