2022/07/20

「群読」発表会が開催されました

昨日7月19日に開催された中学1年生の「群読発表会」。年度半ばでの成果発表である。最終的には保護者の皆さんをお招きして、3月11日土曜日に総合的な発表会を予定している。

「群読」の目的は、自分の気持ちや考え方を他者に伝えるときのひとつの技術として、聞き取りやすい話し方、表現力を身につけること。そのためには、滑舌や声のトーン、内容を相手に伝えたいという気持ちがとても大切となる。

スマホ全盛の時代だからこそ、LINEで物事が完結してしまうような世の中だからこそ、敢えてダイレクトメッセージの重要性にこだわりたい。それを学ぶ機会が失われつつある社会だからこそ、敢えてこのデジタル全盛の時代に逆らう意味で、私たちは「群読」の学びをとても大切に捉えたい、と考える。

大声を出す機会、みんなで声を合わせる経験、リズムに合わせて唱和する場面。そして何よりも古典と言われる古今東西の美文・名文に触れること。このように「群読」の学びには、無限大の可能性が広がっている。

これはある意味、人生の予習かもしれない。目先の知識や技術の修得だけにとらわれない教育。これこそが泉ヶ丘に根ざす、伝統的な教育の原点だと思う。子どもたちは立派に、その意義と目的を体現してくれたと感謝している。