2022/08/01

同窓会誌「せいうん」インタビュー記事より 2

新たな月、新たな週を迎える。インタビュー記事のご紹介の2日目である。お付き合い願いたい。
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それぞれの担任の先生方は実力をお持ちなのに、連携が取れていないがゆえに、結果に結びつかない。ここを変えようとしました。これまでの組織文化を変えるのですから、そう容易くは変わりません。何度も粘り強く話し合い、3年ほどかけて今の体制に移行しました。

―次に、泉ヶ丘校はどういう立ち位置であればよいとお考えですか?
進学指導特色校として、もっと多くの人から選んでもらえる学校にならなければいけないと考えております。そのためにまず必要なことは、国公立大学現役合格実績を向上させることです。

進路指導部と学年団の協業が深まり、この数年の現役国公立大学合格者数は75名(34期)・82名(35期)・84名(36期)・89名(37期)と推移しております。この数値は毎年開校以来のコースレコードを更新中です。2023年3月卒業の38期生で何とか100名突破を目指したいと考えますし、決して不可能な数字ではありません。

こんな数字のことばかりを申しますと、数字がすべてなのかと誤解されるかもしれませんが、あくまでも生徒主導の進路実現という伝統は守ります。多様な進路希望は本校の大きな特色です。それを踏まえた上で合格者数の向上を目指します。

こういったことが可能となりましたのも、繰り返しますが、進路指導部と学年団の協業、組織的な運営が根拠となっています。誰かが突出することなく、みんなで話し合いながら決めていくことが組織運営上、大切な原理原則だと考えます。

最終的には近い将来、現役での国公立大学の合格者、140名を目指します。学年の2人に1人が国公立大学に合格できる学校。そして次にその中から難関10大学や医学科への進学といった数字も、分母の140がしっかりしていれば、自ずと出てくる数字だと思います。その進路結果と帝塚山学院という伝統が相まって、多くの人から選んでもらえる進学校という位置取りが実現出来ればという思いで頑張っております。

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本日はここまで、続きはまた明日。