2024/03/14

アーカイブス 24(2020・03・26 高校卒業式式辞の最

キミの使命

幼いころ、キミは、サンタクロースが プレゼントを届けてくれるって 信じていた。

でも サンタクロースの正体を 知ってしまったキミは プレゼントにときめく気持ちを いつの間にか見失ってしまった。

今、大人の入り口に立っているキミは サンタクロースの願いが 何なのかって 少しだけ 分かるような気がした。

サンタクロースが、ホントは優しくて 強い存在なのだと 少しだけ 気付いたような気がした。

でも、そのままでいいの?知っただけでいいの?気付いただけでいいの? 違うよね。

だって、キミは、キミの人生は、キミの時間は、 誰かを守るために 何かを守るために 使うのだから。

キミはいつ、誰のために 力強いサンタクロースに なれるのかな?
キミはいつ、何のために 心優しいサンタクロースに なれるのかな?

この世の中には キミを待っている人が、キミを必要だとしている人が、 たくさんいるっていうことは どうも 間違いないようだ。

キミは 3億分の1の確率で この世に生まれた奇跡のサンタクロース。

どこかで、サンタさんが来てくれるのを 待っている人のために キミの助けを必要としている人のために、キミは、生きなければならない。
それが キミの 使命だ。


最後になりましたが、本日まで本校の教育理念をご理解下さり、また温かきご支援を賜りました保護者の皆様に、篤く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。