2022/12/24

終業式でのお話をお届けします 2

個人懇談会が続いている。先日終業式で述べたお話の2日目をお送りする。お付き合い願いたい。
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また、中庭の人工芝化やラーニングスタジオの模様替え、卒業生のご寄付により実現できたゼルコバガーデンのデザイン一新。さらに冬用コートの新調といったことも、この2学期になされました。

さて、いよいよ明日より年末年始の休暇に入ります。日ごろお会いしていない親戚の方との再会やお墓参りやお宮参り、新年を祝う行事もあります。古くからわが国ではお正月には「年神様」という神様が、皆さんの各御家庭に訪れると信じられていました。

そしてその神さまが1年間皆さんご家族の無事を守ってくれると信じられていました。ですから、神さまをお迎えするために、しめ飾りや門松を立てて、神聖な場所として家のなかを清めて、神さまをお迎えしようという習慣がありました。

また、お正月におせち料理を食べるご家庭もあるかと思いますが、お正月に皆さんが神さまと共に過ごす間、日々の食事とは異なる特別な食事を神さまと共にありがたくいただくという風習が、お節料理の意味のようです。

その他にも、私たち自身が何気なく過ごしているお正月の決め事には、古くから日本の伝統が横たわっているようです。そしてその底流に流れている感情は、あらゆるものに対する「感謝」「畏敬」「祈念」だと思います。お正月の習慣を調べてみるのも面白いかもしれません。

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明日は最終回である。