2024/02/18

ことばの贈り物 アーカイブス 2

2018年の中学全校朝礼での訓話です。
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「それでは、『社会に出るための訓練の場』である学校生活において、皆さんに身に付けてほしい二つ目のお話をいたします。それは『笑顔』です。『笑顔』は、人との繋がりにおいて、とても大切です。」

「例えば、皆さんが海外から来た外国人の方に、道を尋ねられたとします。その人(Aさん)が、笑顔を浮かべて、たどたどしい日本語で挨拶をして、道を尋ねました。どうでしょうか?では、別の場面で、むすっとした仏頂面で、教えるのが当然だろうといった横柄な態度で道を尋ねた外国人(Bさん)がいました。明らかに皆さんの受け取る印象は異なるでしょうし、応対の仕方も違ってくるかもしれませんね。」

「コミュニケーションは『挨拶』と『笑顔』から始まります。にこやかに、明るく笑顔を浮かべて挨拶されると、それだけで心が通い合います。これも社会に出るための訓練として大切なことだと思います。朝の出迎えの時、プリプリした表情で登校してくる生徒をたまに見かけますが、家を出るまでに何かあったのかな?通学途中で何かあったのかな?といった思いを巡らすこともあります。出来るだけ『笑顔』を忘れずにしたいものですね。」

「では、お隣の人と互いに笑顔を交わす練習をしてみましょう。」
「ワハハ、ガヤガヤ、ワイワイ・・・」
「はい、みんな素敵な笑顔の宝物を持っていますね。それを忘れないでね。」

こうして、体育館で『笑顔』に練習をしました。(2018・06・27)