2023/05/27

「分かる」ことの大切さ

物事の出発点は「分かる」ところから始まる。物事が「分かる」と、もうすこし「やろう!」という意欲がわいてくる。「やる」という行動が継続されると、いつしか「分かる」ということが「出来る」という状態に変わる。

「出来る」状態になると、試験などで成績が「上がる」ことに繋がる。「上がる」と周囲から「褒められて」それが自信に繋がり、ますます「やるぞ!」という意欲の喚起に繋がる。これが学びのよい循環である。

学びの好ましくない循環はこの反対だと考えればいい。「分からない」となると「やる気」は起こらない。意欲が出ないと、ますます分からなくなる。すると「出来る」という状態とは程遠いものとなる。

出来なければ、成績が上がることはなく、周囲からの評価も芳しくない。すると、ますますやる気が無くなり、意欲は上がらない。ますます出来ないという状況が続く。さて、こうした悪循環に陥らないため、「分からない」に対する早期の修正が求められる。

そのために必要なこと。それは勉学と無縁と思われるかもしれないが、やはり生活習慣の確立である。しっかりと勉学中心の生活がなされているか。特に新入生はクラブ活動への入部が増える時期。クラブ活動をすれば、ますます家庭学習の時間が無くなる。その両立を果たすには、家に帰ってからの、さらに厳しい自己抑制が求められる。