2023/05/24

山添博史氏がご来校されました 1

昨日に続き、山添氏との歓談内容をお話したい。氏は本校卒業後、京都大学工学部で大型コンピュータ研究に携われた。2000年ころのことである。そこで専門性を追求し、大学院でさらに研究を続けておられたのだが、自身の適性も含め、研究に限界を感じた、とおっしゃっていた。

コンピュータ研究を専門分野として選んだのは、時代性もあるが、やはり本校での学びが大きかったとおっしゃっていた。(当時担任で、現在も本校で教鞭をとって下さっている前副校長であられた谷先生も歓談には同席下さった)

そこで、もう一度学び直しを自分で図ろうと一大決心。京都大学の総合人間学部の大学院に入学し直して、そこからは全く畑違いの世界史を学ばれた。もともと世界史には興味があったのだが、専門家になろうとは思っていなかった、とのこと。

そこで、最終的に中国かロシアのどちらの専攻にするかという岐路で、ロシアに決めたとのこと。ロシアを選ぶに際し、特に深い意味はなかったとのこと。以降、元々自分の適性は歴史研究にあったように思うと実感。

博士課程修了時に、たまたま防衛省がロシアの専門家を募集していて、自分が拾われた。そんなことをおっしゃっていた。淡々とした口調にも、どこか熱いものを感じた。

本日はここまで。