2023/01/09

始業式の訓話をお送りします 3

成人の日である。昔は1月15日に固定されていたが、それも今は昔。街行く晴れ着姿の新成人に40年以上昔の風景が想起される。では、訓話の最終日である。お付き合い願いたい。
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それぞれの学年で、テーマは異なりますが、目標を定め、行動を起こし、結果を確認し、修正を加え新たな行動とする。PDCAサイクルをしっかり回しながら、高みを目指す。勉強でも、スポーツでも、仕事でも、そのサイクルでアプローチする基本は全て同じです。そのためのタイムマネジメント、切り替え。それが出来ているかどうか、それだけなのですが、そこに至るには失敗を繰り返すことで得られる部分もあります。

私は、12歳の人でも18歳の人でも、皆さんを子ども扱いすることはありません。人生の後輩に対して、少し失敗経験が豊富な人生の先輩が、余計なことかもしれないけれど、アドバイスさせてもらう。寄り添わせてもらう。そんな気持ちで皆さんと接しています。

何が人生における正解か、何が成功する要因なのかといったことは、私にもわかりません。ただ、皆さんに伝えたいことは、人生において自分の意志を持って、自分で決断してほしい。もちろん、いろんな人のアドバイスは聞けばいい。でも最後の決断は自分でするのです。そしてその結果も自分でしっかり受け止めるのです。

私も皆さん同様、いつもいろんな課題と向き合いながら、そしてあれこれ可能性を考えて、いろんな人に相談して、そして結論を出します。皆さんと大して変わらないのですよ。同じ人間として、人生を真剣に生きる者同士、これからも皆さんからいろんなことを学ばせてもらいます。

いよいよ3学期の開幕です。健康管理には充分ご留意の上で、楽しい学校生活を過ごしましょう。私の話は以上です。

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明日から高2以下の実力テストが開催される。