2022/12/02

防災訓練の研修会を開催しました

生徒たちのテスト期間中、教員研修会が続く。先日は防災研修を実施した。大阪管区気象台の気象防災部地震火山課の専門官である関谷博氏にお越し願い、地震のメカニズム、南海トラフ地震に向けた備えといったお話を頂戴した。

最大震度7という、とてつもなく大きなエネルギーの発散が予想される今回の災害。津波も最大30メートルを超えると予測されている。津波はたった50センチであっても、大人は立っていることは出来ない。それほど自然のエネルギーは大きい。

地震から津波発生まで30秒ほどの時間がある。その間に安全な場所に逃げることが肝要。本校は比較的高台にあり、津波の心配はないものと思われるが、油断は禁物。30年ほど前の、阪神淡路大震災の大惨事が蘇る。

まだ寝ていたところに、突然背中を突き上げられるような衝撃。余震が続く中、ただ事ではないとテレビを点けると、神戸の街が煙に包まれていた。阪神高速道路が傾いていた。あの衝撃は今も鮮明に覚えている。神戸の街も今ではすっかり復興したが、南海トラフ地震への備えは必要である。