2022/06/28

教育実習生からの質問に答えます 1

梅雨空はいつしか忘れ去られている。熱中症対策が叫ばれている。さて、先週まで教育実習生と過ごした3週間で、彼らから様々な質問を頂戴した。実習生の質問に答えたので、そのいくつかを本日はご紹介したい。
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まずは、「放任教育は、生徒の自主性を育むと思いますか?」というご質問について。

「放任教育」という定義がよく分かりませんが、学習者が任されっぱなしで、指導者からの指導が皆無であるということなら、きっと学習者は暴走と迷走を繰り返すしかないでしょうね。指導者が「見守る」事は指導上とても重要です。ある程度やらせることも指導上大切です。因みに私はある程度「型」にはめます。型がないと収まりが悪いと考えるからです。「守破離」をしっかり段階的に捉え、「守」を徹底したうえで「破・離」と段階を踏むべきでしょう。「守」という基礎基本が形成されていないと、なかなか次の段階への達成は難しいように思いますが、いかがでしょうか。
私の教育に対する座右の銘をご紹介します。
やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ
山本五十六の名言です。

次に、「教師を続けられるモティベーションは何ですか?」というご質問

子どもが好きだということ、この一言に尽きると思います。私が教育に携わり始めたころ、こんな手間暇の掛かる仕事がイヤだなと思っていました。子どもが好きだなんて考えたこともありませんでした。ところが、実際毎日毎日子どもを前にすると、どんどん興味がわき、何とかしてやりたいという思いが募り、子ども嫌いだった自分はどこかに行ってしまいました。自分が人生でもがいてきたように、子どもも同じような苦しみや悩みを抱えています。同じ人生を生きる同志として、人生の先輩として、何か手を差し伸べられたり、声をかけられたりといったことができればな。それが今に至っています。

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本日はここまで。