2022/06/07

避難訓練での訓話でした

昨日は避難訓練の予定であったが、雨天のため中止。動画を見ながらの学びとなった。当日、生徒を前に話をする予定であったがこれも中止。当日話そうとしていた内容を少しご紹介したい。テーマは「訓練と想像力」である。実況中継風にお届けしたい。

我々は様々な訓練を積みながら成長を重ねます。そして、そこで積み重ねられた経験が、「いざという時」に生かされます。たとえば、「大学入試」。この初めての「いざという時」を乗り越えるために、我々はその準備として模擬試験や授業といった訓練を重ねます。

今回の避難訓練も文字通り、「いざという時」に生かすための「訓練」という主旨で執り行われました。ただ、この訓練の先にある「いざという時」がいつなのかがわからない、はっきりしない。こうした、先行きの見えない中での訓練には、どうしても「慢心」が付きまとうようです。

この「慢心」を補うものが「想像力」だと思います。先行きの見えない訓練に、自らの想像をどの程度加味できるか。想像する力こそが、「慢心」を制御します。果たして皆さんは本日の訓練で、どれくらい自分の「想像力」を働かせて、臨まれたでしょうか。

あらかじめ決められたスケジュールで迎える「いざという時」には、準備時間があります。しかし、突然降りかかるハプニング。ここにも訓練があれば、少しは慌てずに済みます。その訓練を補う手段が、皆さんに託された「想像力」だと思いますが、本日はいかがだったでしょうか。