2022/06/04

雑誌のインタビュー記事より 1

週末のひと時である。先日ある雑誌に掲載された本校の特集記事より、本日は抜粋してお届けしたい。お付き合い願いたい。
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(Q)泉ヶ丘校で大切にされている「チャレンジすることに価値を置く」という考え方に関して、少しお話を願いたいのですが。
(A)私自身50歳を機に、属していた組織を離れ、自分自身を見つめ直す機会を持ちました。その中から偶然、学校長という仕事と巡り合い、それが自分の天命であると感じながら今は過ごしています。しかし、そういったことに巡り合うには、何らかのリスクを抱えたチャレンジが必要です。もしかしたら失敗するかもしれない。だけど、自分を信じて、挑み続けることを忘れてはいけない。そういったことが大切だという意味を込めて「チャレンジすることに価値を置く」ということを学校のひとつの目標に掲げました。

(Q)国公立大学の現役合格生数も確実に増加していますが、その要因は何なのでしょうか?
(A)本校には非常にポテンシャルの高い生徒たちが集まっていると思います。ただその進路選択に関して、これまでは「担任」が中心でした。私は就任後から「進路指導部」のリニューアルを掲げ、「進路」と「学年」、「担任」の一体化を推進して参りました。子どもたちが頑張ってくれているというのが大前提ですが、そこにプラスして、この一体化が年々奏功しているように思います。

(Q)グローバル教育に関する取り組みをお話しください。
(A)就任2年目の2019年に「国際教養部」という部署を新設しました。本校は40年ほど前の創業時から「国際科」を設け、グローバル教育を全国に先駆けて実践してきたという伝統があります。それをどう事業継承するのか。これは非常に大きな課題であり、私に託された任務だと思いました。そこで、新たな人材を迎え入れ、ネイティブ教員も一新し、留学制度も拡充し、英語資格取得にも積極的に舵を切りました。ここまで4年間、ほぼ計画通り進んでいます。この春には、世界ランキングで東京大学を大きく上回る「ワシントン大学」への進学も果たしました。真の国際科に向けて、軌道に乗りつつあります。

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本日はここまで。続きはまた明日。
写真:「月刊私塾界2022年6月号」