2022/03/18

高校卒業式式辞 2

式辞の2日目である。お付き合い願いたい。
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この2年間はコロナに煩わされ、活動が狭まることを余儀なくされましたが、それでも皆さんはいろんなことにチャレンジされたのではないでしょうか。

この18歳の進路選択において「第一志望にこだわる」という姿勢を、皆さんは貫かれました。「第一志望を貫く」には、何よりも自分自身との対話を何度もくり返し、いろんな情報を集めながら、これでいい!という結論を自分で導き、それにチャレンジすることが求められました。決断するまでには、実に多くの悩みや苦しみを抱いたことでしょう。

そこでは、常に自分の心と向き合い、自分に問いかけ、自分を客観的に見つめ、諦めかけた自分を励まし、自分の将来を俯瞰的に眺めるといったことをくり返しながらの選択だったと思います。そうではありませんでしたか?

皆さんはこれからの長い人生で、何度か岐路に立つことがあります。この18歳の進路選択も大きな岐路でした。そしてそこで皆さんは「第一志望にこだわる」ことを貫きました。これはとても大事な人生哲学のように思います。消去法で人生を選ぶのではなく、自分はこれだ!という人生の選択。

その決断と行動は尊いものです。そのチャレンジが、結果的にうまくいかなかった。そういった人もいるでしょう。でも大切なことは結果ではありません。どのように人生の選択をしたかです。皆さんは、主体性をもって自分の意思で、自分の人生を選択したんです。自分の思いを貫いたんです。それは誇るべきことです。私はそう思います。

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本日はここまで、続きはまた明日。