2022/01/25

朝の迎え入れの話

毎朝生徒の登校時の迎え入れは欠かさない。生徒によっては個性きらめく挨拶をする人もいる。いくつかご紹介したい。まずは、必ず英語で「グッド・モーニング!」と声かけてくる男子学生。いつからそうななったかは定かではないが、彼の前では私も英語であいさつしている。

また、両足をきちんと揃えて、直立不動状態で挨拶をする男子生徒。いつも丁寧に深々と頭を下げて、私に挨拶してくれる。こちらの気持ちがピシッとなる瞬間でもある。他に、必ず私の握手を求めるという個性的な男子生徒がいる。もう既に4年以上続いている。

私の生徒迎え入れの原風景は、今から10年ほど前。シンガポールの日本人学校を訪れた時のこと。朝から多くの先生方が生徒たちを出迎える中、校長先生が生徒にハイタッチしている光景に出くわした。それが脳裏に焼き付いて離れない。

本校ではハイタッチとまでは行かないが、生徒と挨拶を交わすことは、私の中では常にシンガポールの日本人学校の理想がある。今では生徒会のメンバーも率先して通用門に立ってくれている。

たかが挨拶と思う勿れ。以前にも増して、学校全体に挨拶の輪が広がっていることを嬉しく感じている。