2022/01/18

ニューノーマル時代における学校教育の在り方 1

今年3月に配布予定の「泉ヶ丘通信」。その巻頭言でご挨拶を差し上げる。本日より、その原稿をお届けしたい。まだ校正段階で修正は加わる。初稿ということでご理解願いたい。
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テーマは「ニューノーマル時代における学校教育の在り方」。「ニューノーマル」とは、コロナ禍が沈静化した後に、新たに世の中に常態化する現象という意味である。それは社会全般の「働き方」であったり「サービス提供のあり方」であったり「学校教育の在り方」であったり、多岐に及ぶ。その所見をお届けしたい。

今年度もここまで、コロナ感染対応に翻弄される1年でした。1学期の学校行事はすべて中止もしくは延期。2学期の10月から体育大会を無観客短縮開催。11月に入って、授業参観や中高の研修旅行を場所や日程を変更しての実施。12月には泉ヶ丘祭の舞台発表だけを開催。この1月からの「カナダターム留学」は、新たな変異株の脅威にさらされ中止となりました。

「コロナ禍での対応力こそが、その学校の教育力である」と考えながら、ここまでアグレッシブに対応してまいりました。コロナリスクとどう向き合いながら、生徒の安全性と教育活動を両立させるか。機動力と判断力と組織力が問われる局面が、この2年余り続いております。幸い生徒、保護者の皆様と教職員との協業により、ここまで大過なく学校教育が実践されたかと思っております。

「ニューノーマル」という言葉が闊歩している昨今。今後どのように世の中が変化するのか。企業ではリモート活用の推進が加速し、働き方もテレワークやオンライン会議といった変化が見えます。サービスの提供形態も、宅配や通販の利用拡大が進行しています。今後これらの行動様式が定着する中、学校教育のニューノーマルも問われることとなります。

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本日はここまで。また明日お付き合い願いたい。