2021/10/30

「面接」の要諦1

高校3年生が連日、AO入試や指定校入試対策の一環として、面接指導を受けている。臨場感を醸し出すため、教員が用いる会議室で、緊張感ある「模擬面接」。私には面接準備におけるひとつのマニュアルのようなものを持っているので、ご参考願えればと思う。
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「志望動機」を準備することは必須条件。この組み立て方に知恵が欲しい。志望する理由に関して、時系列で3つに分けて考えよう。3つとはすなわち「過去」「現在」「未来」の3事象。この時系列3事象でそれぞれのエピソードを準備する。
 
「過去」事象における「エピソード1」。ここでは、それを目指そうと思ったのは、いつの時点でのどのようなきっかけ、出来事なのか。この「エピソード1」に説得力、面接官の感情移入がなされなければならない。浪花節でもダメだが、なぜ、なぜ、なぜ?を掘り下げる。ここが最大のポイント。必然性をいかにナチュラルに醸し出すかである。
 
続いて「現在」に至る「エピソード2」に移る。ここではそうした内発的な動機をどのように持ち続け、今現在その夢や目標に向かってどのような活動や準備を行っているのか。こうした今の状況を具体的に準備することが肝要。これが「エピソード2」である。
 
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本日はここまで。続きはまた明日。