2021/10/29

「舞台が人を作る」

朝から管弦楽部が練習をしている。聞くところによると、明日の土曜日に、中庭を使っての「プチコンサート」を開催するとのこと。中学1年生から高校2年生までの大編成での野外コンサート。本日はその仕上げの練習だそうだ。

私は「舞台が人を作る」という持論を持っている。生徒会活動であれ、何かの発表であれ、観客、聴衆を前にしてそこで自らが表現すること、伝えること、演じること。そういった「舞台」に数多く立つことが、その人の成長には欠かせないと考える。

先日、中学1年生が授業内でプレゼンテーションを行ったと聞いた。それに立ち会った教員の感想は「この1年生は、物おじせずに堂々と発表している」「何よりも、前を向いて、声が出ていて、伝えようという意欲が感じられる」そんな感想を異口同音に述べていた。

思わず「群読効果」と、私はひとりニタリとつぶやいた。とにかく人との関わりを通じて、多くの人に伝える場、表現する場。それが学びの成長には欠かせない。文化祭での舞台発表も然り。「舞台が人を作る」ということは確かなことだと考えているが、皆様はいかがだろうか。