2021/10/20

高校3年生向けの校内放送 2

昨日の続きである。参政権を行使してほしいということを生徒たちに訴えかけた。お付き合い願いたい。
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さて、第49回衆議院総選挙が、今月10月19日公示31日投開票の日程で実施されます。高校3年生の皆さんの中にも多くの方が、今回の選挙で「参政権」を獲得されるのではないかと思います。該当する方には、間もなく選挙管理委員会から投票整理券が送られてくるでしょう。そして、それを持って投票会場に行ってほしいと思います。31日の都合が悪ければ、期日前に投票することも出来ます。

現在我々が「普通」だと考えられることの多くが、決して「普通」ではなかった。「当たり前」だと思っていても、そこに至るまでに多くの先人たちの苦労の歴史の上に、私たちは立たせてもらっていることはたくさんあります。この「参政権」もそのひとつです。

ですから、そういった先人たちの思いと苦労に敬意を払うという意味において、またこの国で生かされていることへの感謝と尊厳という意味において、私は皆さんに選挙に参加してほしいと願っております。

学校という公器の場では、思想信条を語ってはなりません。先生も何も教えてはくれません。あなた自身で判断するのです。そのために受験勉強の真っただ中ではありますが、選挙と向き合う時間を少し作ってほしいと思います。

私が申し上げたいことは、参政権というのは、我が国の民主主義の歴史の中で、先人たちが苦労して獲得した自由の権利です。その権利を参政権が付与されたなら、正しく行使してほしいと思い、こうしてお話を差し上げました。私の話は以上です。

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以上である。