2021/09/14

昨日の下校時のお話し

雨が降って、急激に気温も下がった。半袖では少し肌寒い朝を迎える。雨の影響で直行便に遅れが生じ、生徒指導部が対応している。コロナ感染状況が、全国的に少しずつ収まりつつある。ワクチン接種をしている生徒もいると聞いている。このまま、コロナ感染が終息してほしいと願うのは、私だけではあるまい。

さて、私のこの発信を毎日見てくれている在校生もそれなりにいるようである。昨日下校時にある生徒から、
「校長先生、ディズニーはどっちでもいいですけど、最後の想い出に学校の宿泊は、いかがかと思いますが……。」と、突然のお申し出。

「???」少し戸惑う校長。
「先生、私、毎日読んでるんですよ、校長先生のブログ。研修旅行は一生の想い出。もし可能なら、私は〇〇なんかがいいと思いますが、いかがでしょうか?〇〇は………。」生徒の熱意ある提案にしばらく耳を傾けていた。そして、校長が話す。

「いろいろ心配してくれてありがとうね。きっとあなただけではなく、多くの人が研修旅行の思い入れが強いんだろうね。それはよく分かっているよ。学校でという提案も面白いよね、ということを言ったまでで、きっとそうにはならないと思うよ。」さらに、

「皆さんのご意見を全部聞いていれば、まとまらないよね。だから最終的には、安全性が担保出来て、皆さんの想い出が共有できるところ。時期も含めて担当の先生方は今、一生懸命考えて下さっていますよ。ご心配なく!」

そんなことを話した。安心したのか、その生徒は飛び跳ねるようにバス乗り場の方に駆けて行った。宿泊研修の課題は、本校だけでなく、全国の中学高校で同じ課題を抱えている。悩ましい判断が続くが、安全性を担保したうえでの最善策を選択したい。