2021/08/31

学校活動の継続こそ、本校の生命線である

コロナ感染の拡大が止まるところを知らない。大阪府からの指針も発出されて、学級閉鎖や学年閉鎖、登校禁止等いくつかの段階に分けられた基準も設けられている。何とも悩ましい事態である。

本校は昨年、4月5月の2か月余り、全面的にリモート授業を展開した。6月中旬から子どもたちが登校する中、教員たちから聞こえてくる声は「リモートでの学び、学習定着の低さ」ということであった。そのため夏休み返上で、遅れを取り戻した。やはりリモート学習の理解には限界がある。それが昨年学んだリモート学習に対する私の総括である。
 
したがって、出来得る限り学校での活動を止めない、継続する。ということに心血を注がねばならない。もちろん、生徒や教職員の安全確保が最優先なのは言うまでもない。日々の事象をつぶさに観察しながらの判断が迫られる。
 
朝の検温、手指消毒、マスクの常用、登下校の混雑、食事の時の黙食指導、放課後活動の安全管理。至る所にリスクが潜んでいる。授業は既に動画配信も併用しており、ご家庭で授業を見ることもできる。現在本校では、ライブとリモートのハイブリット展開ではあるが、先のような理由で、ライブ授業を継続させたい。

本校は「進学指導特色校」である。生徒の18歳の進路実現に向けての学力向上は、最重要課題である。そのための毎日の授業こそが、我々の生命線。この逆境を何とか乗り切れるよう、学校全体で力を合わせて努力をしたい。これからも皆さんのご理解をお願いしたい。