2021/07/26

再び、私たちは何に感動するのだろうか?

終業式での訓話の3日目である。終業式とココロの学校2021の同時開催。生徒たちの真剣な息遣いが嬉しい。
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このアドベンチャーレースというのは、オリンピックであったりJリーグやプロ野球であったりといった華やかな競技の世界に比べますと、知らない人もたくさんいます。いやむしろ、知る人ぞ知るというマイナーな競技と言えるでしょう。
 
私たちは、ついつい華やかな世界に目を奪われがちです。華やかな世界は分かりやすいです。きらびやかなプロスポーツの世界は、ショーアップされており、私たちが「想像力」や「感性」をそれほど働かせなくても、容易に心を揺さぶられ、感動を得ることができるように作られています。
 
しかし、その競技がメジャーであるかどうかとか、賞金額が高いか低いか、そういうことと競技の価値とは、全く関係がないのではないでしょうか。
 
北田雄夫さんの取り組んでおられるアドベンチャーレースは、そこに参加する人たちはみんな、自らの命を危険にさらしながら挑戦しつづけています。そして、たとえ優勝しても、賞金も何もないというところに、私は心を打たれます。そこに挑戦しようとするピュアな情熱に、私自身は打ちのめされます。

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本日はここまで。また明日。