2021/04/23

ことばの贈り物 2021/04/23

本日よりまた、学校の様子をお届けしたい。お付き合い願いたい。さて、本日は4月19日の朝礼でコロナに関する注意喚起の映像の前に、生徒に話した内容をお届けしたい。
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まず、皆さんに質問します。少し考えてみて下さい。あなたのクラスでPCR検査陽性反応の生徒が確認されました。その生徒は、一定期間学校には来られませんし、保健所からの調査で、学校内に濃厚接触の人はいないかという確認もありました。その時、あなたはその生徒に対して、どんなことを思うでしょうか?どんな気持ちを抱くでしょうか?

だれ?なんで?私は大丈夫かな?そういった気持ちを抱くかもしれませんね。さて数日後、その生徒が無事に回復し、学校に登校できるようになりました。その時、あなたはどんな気持ちでその生徒を迎え入れますか?

ここで、先ほどの質問に戻りましょう。クラスの誰かが陽性反応になった時、あなたならどうしますか?という見方。これでは、正しい判断は出来ないと思います。誰しも等しく陽性反応になる可能性があります。もちろんあなたにもその可能性があるわけですから、こう考えてみて下さい。

クラスの誰かが陽性反応になったのではなく、あなた自身が陽性反応となった時にどうなのか、という見方。つまり、立場を代えてほしいのです。あなた自身が、何日かぶりに学校に来られるようになった日に、あなたならクラスの仲間からどのように迎えられたいですか?あなたが教室に復帰した時、どのように接してほしいですか?おそらく教室復帰する初日は、とても不安な気持ちだということは分かりますよね。

もう一度言います。クラスに陽性反応の生徒が確認されたならどうするのか?と考えるのではなく、あなた自身が陽性反応になったとき、あなたが回復して教室復帰した時、どのように仲間に迎え入れられたいのか?自分事として、捉えなければ、正しい判断は出来ないし、クラスの仲間としての適切な行動はとれないと思います。

さて、これから、コロナに関する映像をご覧いただきます。私は、皆さんにコロナに負けてほしくないのです。いやむしろ、このコロナに打ち克ってほしいのです。それは、このコロナを通じてクラスが、仲間が、より団結し、信頼関係を強固に作り上げることで実現されると思います。みんなで団結して、支え合いながら、このコロナに打ち克ちましょう。では映像をご覧ください。

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以上である。