2021/04/21

ことばの贈り物 2021/04/21

始業式の訓話の4日目である。去る4月5日に少しご紹介した本校のビジョン。どのような生徒に育ってほしいのか。そのことに関する説明が続く。お付き合い願いたい。
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3つ目は、幅広い「知識」や「技術」を身に付けてほしいということです。これは言うまでもないことですが、その唯一の方法は、学校の「授業」を全ての中心に置くということです。授業をいい加減に受けていて、知識や技術の修得はあり得ません。成績の向上は期待できません。授業はいつも真剣勝負。しっかりと先生の話に耳を傾け、知識や技術の修得を行いましょう。

そして、「分からない」という場面に立ち会ったなら、その時こそ学びのチャンスです。分からなければ、考える、調べる、尋ねる、という手間を惜しんではいけません。分からないということは、恥ずかしいことでも何でもありません。毎日反復トレーニングしながら、地道に知識を積み上げる。考えて、調べて、尋ねる。繰り返してください。本校の先生方は皆さんからの質問を待っています。よく考えて、調べたんだけど、それでも分からない。先生を頼ってください。

4つ目は、集団生活を営む上での、チームワークに必要な協調性、社会性、責任感を身に付けてほしいということです。自分の事ばかりに意識を向けるのではなく、客観的に自分を見てみる。友達としっかり意見交換する。先ほども申し上げましたが、多くの人がここで集団生活をするわけですから、まずはクラスという最も身近な集団内で、お互いに協力し合い、助け合い、責任を分かち合いながら、風通しのいい集団を作ってほしいと思います。そのためには、みんなで仲良く過ごすということです。小さなことでいがみ合っていても仕方ないですよ。

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本日はここまで。明日は最終回である。