2021/04/14

ことばの贈り物 2021/04/14

本日は高校入学式式辞の3日目をお送りしたい。
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高校生としてのあなたの本質的な生き方。それは、あなたが心の底から知りたいと思っていることやあなたが心から自分の気持ちを伝えたいと思っている内容に関わることではないですか。真剣に生きれば生きるほど、そういった内容を誰かと分かち合いたいと渇望してくるのだと思います。

単に面白い存在だとか冗談だけで繋がっている関係というのは、「友情」というより単なる「遊び仲間」のように思います。「遊び仲間」は、その時々では楽しいかもしれませんが、あなたの本当に知りたいことや心からの自分の思いを分かち合える仲間にはなり得ません。

あなたの「高校生物語」はわずか3年です。もしかしたらそういった少し濃厚な「友情物語」があなたのオリジナルストーリーに加わらないかもしれません。でもそれはそれで構わないと思います。大切なことは、自分自身の心と向き合っている自分が、物語の中に存在しているかどうかだと思います。

自分自身の心と向き合うって……。それほど難しいことではありません。それは自分で自分に問いかけるところから始まります。「どうして勉強するのだろう?」「自分の将来の夢って何なのだろう?」「自分はどのようにすれば、自分の夢に近づけるのだろう?」「自分は将来どんな職業に就くのだろう」

そんな皆さん誰もが素朴に考えているような問いや疑問。それを自分自身の心に発することが、自分の心と向き合うということなのです。

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本日はここまで。ではまた明日。