2021/03/19

ことばの贈り物 2021/03/19

本日、終業式を迎えた。明日から春休み。新年度準備が急ピッチで進められる。本日から再び高校卒業式式辞の連載に戻りたい。お付き合い願いたい。
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さて、そこから少しページをめくっていきますと16ページ。その最初には、帝塚山学院泉ヶ丘高等学校入学の文字が、皆さん全員にありますよね。その16ページから17ページ、18ページとページをめくっていきますと、どのページも皆さんのノートは、鉛筆で真っ黒に書き込まれていますよね。成績表も糊付けされているし、17ページには「泉ヶ丘祭」の写真も貼ってある。「研修旅行」での写真もきれいに貼ってある。
 
さらに、次の18ページになりますと、ほとんど成績表ばかりが張ってあるかもしれませんし、涙や汗でにじんだ個所もあるかもしれません。皆さんのかけがえのない想い出が、所狭しと真っ黒になるまで書き込まれている青春の記録。充実の証。そして、本日その18ページの最後の1行に「帝塚山学院泉ヶ丘高等学校卒業」という文字が書き込まれることで、このページは完成されることになります。
 
さて、この世の中には、予想だにしていなかった出来事が稀に起こります。今年の皆さんは、まさにそうでした。想定外の出来事を、二つも体験しました。
 
ひとつは、未だに続いている新型コロナウィルス。新年度早々から受験生であるにもかかわらず、学校に通えない状況が続きました。私たち大人も、こうした想定外の出来事への対応で、自分たちの実力が試されました。

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本日はここまで。続きはまた明日。