2021/03/07

ことばの贈り物 2021/03/07

お休みのひと時をいかがお過ごしだろうか。本日は昨日に続いて、小学校受験をお考えの保護者の方を対象とした「教育講演会」の内容をお送りしたい。お付き合い願いたい。
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私立小学校に入学される方は、大阪市内の同学年のわずか1%。99%の方が公立小学校に通うという流れの中で、あえて私学を選ばれる。それなりのメリットも充分考えられますが、入学準備で子どもをスポイルさせてしまってはいけません。過度にドリルの反復学習に終始したり、小学校で習う先取学習をしたりといったことは感心出来ません。
 
それよりも、人生たった一度の子育て期間を、時間の許される限り子どもと過ごし、手作り感満載のアナログの接し方がいいと思います。積み木遊び、カルタ、あやとり、アナログゲーム。いろんな遊びを一緒にしながら、保護者の経験と知恵が、少しずつ子どもに伝えられて行くような過ごし方。
 
お子様に対するメッセージは、いつでも傍にいるからねという「安心感」とどんなことがあってもあなたを信じているからねという「信頼関係」。それさえ伝えられれば、少々ドリルがだめでも、少々記憶が悪くても気にしてはいけないと思います。
 
素直で、可愛げがあって、笑顔が素敵で、いつも前向きな気持ちを忘れない人に育ってほしい。その基本は、ご家庭での日ごろの保護者の振る舞いが、子どもたちの人格を形作って行くように思います。「自己肯定感」は、ご家庭で育まれます。
 
とにかく、褒めましょう。子どもの人生はまだまだ長い。子どもが30歳になった時、しっかりと自分の足で自分の人生を歩いて行けるような人間になってもらうために。6歳はそのほんの入り口に過ぎないということを肝に銘じ、子育てを楽しんで下さい。
 

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そんな話をした。お付き合いありがとう。