2021/02/23

ことばの贈り物 2021/02/23

休日のひと時をいかがお過ごしか。また少しずつ寒波が押し寄せてきている。寒かったり温かったりといった温暖差が大きい。こまめに着替えることも大切。体調管理には注意したい。
 
さて、本日は、2018年10月まで文部科学大臣補佐官として、大学入学共通テストを主導されてきた鈴木寛氏との座談会に末席を汚すことになった。英語4技能の導入や国語や数学の記述題、さらにポートフォリオを用いた高校在学中の活動を入学試験に点数化するなど。
 
21世紀型教育と銘打っての大学入試改革を主導された人物である。それらの改革は、結局棚上げされる形となったが、グローバル社会に対応するための教育改革のメッセージとしての発信力はあった。学校や受験生といった現場は、かなり振り回されたのは事実であるが。
 
発展する世界経済の中で求められる、新たな価値を創出できる人材。これまでの知識の積み重ねではなく、いかに知識を活用するのか。ビルゲイツやスティーブジョブズといった人材をわが国で輩出するための教育改革。確かに共通テストは、これまでのセンター試験と随分趣を異にしていた。
 
大学入試制度の改革が及ぼす、中高の学校教育のあり方への問題提起。今回は、技能を測定する方法がうまくいかなかったが、改革の方向性は間違っていない。またいずれ、皆様に今回の内容をご紹介する機会を持ちたいと考える。