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ことばの贈り物
ことばの贈り物 2021/02/21
2021/02/21
ことばの贈り物 2021/02/21
休日のひと時をいかがお過ごしだろうか。本日は昨日の続きをお送りしたい。お付き合い願いたい。
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私は、保護者の皆様が完璧である必要などないと思っております。皆様の30年ほど昔の16歳から18歳までの高校生活を振り返ってみて下さい。今のお子様と同じ立場の人間として、保護者の皆様にも「失敗」や「しくじり」はいろいろあったはずです。そういった自身の体験談をお話することは、お子さまにとって、生きた教材で学ぶ貴重な経験かと思いますが、いかがでしょうか。
また、我が子と等身大の大人として向き合えるような関係。「これからどうする?」という人生の難題に、共に寄り添いながら考え合える関係性。繰り返しますが、その際、私は、保護者の皆様が完璧である必要はないし、子どもに理想を押し付ける必要もないと考えます。
子育てに正解などありません。したがいまして、現在、子育てが比較的うまくいっている保護者の皆様には、あえて私の話など無用のことかと思います。いろいろ申し上げましたが、子育てに対する私の結論は、「親が子に何をメッセージとして伝えるのか」ということに尽きるように思います。
その中で、唯一伝えるべきメッセージは「信じているからね」という我が子に対する「信頼」「情愛」だと考えます。その「信じているからね」というメッセージをどのような方法で伝えるか。言葉ではなく、どんなシチュエーションで、どんなふうに伝えるのか。ここが、保護者に求められる知恵の深さのように思います。その辺り、先人たちは、言挙げせずに巧みに伝えたように思います。
子どもとある程度の距離を置きながらも、等身大の大人同士として「これからどうする?」という難題に寄り添う。そして、数々裏切られることもあるかもしれませんが、それでも「信じているからね」というメッセージだけは、常に何らかの方法で発信し続ける。お子様の「夢」も大事だろうけれど、出来れば何かしらの「夢」を保護者自身が持たれることも大切なように思います。
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自戒を込めて、そのような話をした。最後までお付き合い願いありがとう。
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