2021/02/16

ことばの贈り物 2021/02/16

本日は高校入試の1.5次試験が開催される。例年数名の受験生がチャレンジしてくれる。通常の学校運営をしている中での開催。受験生への配慮をしっかりと図りながら行われる。本日夕刻には結果が判明する。
 
さて、昨日の7時間目のロングホームルームの時間。高校1年生の3年コース生120名ほどを対象に「進路こぼれ話」と銘打って開催した講演会。約50分、生徒の前で私なりの思いを子どもたちと共有した。「人生の先輩」として、今、子どもたちに伝えたいこと。そんな思いで語った。
 
何度かここでもご紹介したことのある「人生数直線」を使って30歳までになすべきこと。その文脈の中での「高校入試」、「大学入試」、「就職活動」という節目があるという人生の連続性について話した。30歳で実現すべき目標は4つ。
 
①精神的自立。すなわち自らの判断で自らの人生を切り開いていく行動力、主体性。
②経済的自立。すなわち自らの生活の完結。自分の食い扶持は自分で稼ぐ経済力。
③社会的責任。すなわち社会の発展のための納税義務や参政権の行使といった責務。
④家族扶助。すなわち、これまで世話になった両親への感謝と支援を実行。
 
以上4点が実現できる30歳になるための「今」があるわけで、「未来」は「現在」から、断線することなく、一本の道で繋がっている。ならば、「今」何をなすべきか?それをしっかり「自分事」として捉え、行動しよう。そんなことを話した。「大学入試」に関しても、この文脈からは外れない。高校1年生レベルで分かりやすく話したつもりだ。
 
「人生の先輩」として、子どもたちに伝えたいこと。これを伝えることは、校内外の生徒を問わず、これからの日本を背負ってくれる若者に向けての、私たち世代の責任だと捉えている。さ~て、果たして伝わっただろうか?