2021/01/26

ことばの贈り物 2021/01/26

一日の日課として、朝の生徒の迎え入れと放課後の生徒の送り出しを時間の許す限り行っている。生徒の名前と顔が一致する場合もあれば、なかなか一致しないケースも多い。だけど、生徒の方からよく声を掛けてくれるのが嬉しい。生徒から声を掛けられた最近の出来事をいくつかご紹介したい。

「なあなあ、校長先生。あのなあ、こないだ苦手やった数学のテストでな、〇〇点取ってん。凄いやろ?」って屈託のない笑顔で話しかけてくれる女子中学生。そういえば彼女はずっと数学が苦手だと語っていたが、それを克服したみたい。
「凄いなあ、よう頑張ったなあ」と声を掛けると、まんざらでもない表情で教室の方へ行った。

突然こちらに向かってやって来た女子高生。「先生、うちのなあ、友だちで中高一貫の学校に行ってる子がいるねん」
「ふ~ん。????」
「それで、その子がなあ、一度校長先生に会いたいって言うてるねん。」
「え?なんで?……。」
「ずっと校長先生のblogを読んでるみたいで、めちゃくちゃ楽しみにしてるんやて~」
「へ~、感謝やなあ。よろしく言うといてなあ。まあ、ブログでお会いしましょうって言うといて。ところで、キミは、もちろん、読んでくれているよねえ。」
「えへへへへ。さようなら~」そう言って駆け出して行ってしまった。
まあ、ほかの学校の生徒も読んでくれているんやね。しっかり高校生にも響く内容を伝えなければ……。

他にもいろんな声掛けをしてくれる本校の生徒たち。また機会があれば、ご紹介したい。彼らの成長を見ることが、私にとっての至極の喜びであることに違いはない。