2020/12/25

ことばの贈り物 2020/12/25

2学期の終業式を前に、生徒、保護者との懇談会が続く。高校3年生は昨日と本日「大学入試共通テスト」と全く同じ時間帯での模擬実施を行っている。どれくらいの教室内の気温なのか、試験の時間配分はどうすればいいか、食事はどうすればいいのか。様々なことを試しながら最後の確認をしている。
 
さて、嬉しいニュースをご紹介しよう。今年1月から1年間にわたり長期海外留学に参加していた2名の高校2年生が先日帰国し、今日学校を訪れてくれた。二人は別々の学校に通いながら、それぞれ1年間の武者修行を終えて、無事帰国してくれた。
 
高2国際英語コースに属する二人は今日初めて、担任のマット先生と直接対面した。懇談が英語なのか日本語なのかは不明だが、会話に不自由はない。二人ともネイティブの担任に喜びと驚きを感じているようだ。
 
ほんの短い時間だったけれど、二人の生徒に1年留学を通じての気づきを尋ねた。人との繋がりがとても大切だということ。出会いは運のようにも思うけれど、その運を掴めるかどうかも自分次第だということ。多くの人達に支えられ、ここまで無事過ごせたことに感謝している。
 
また、多民族国家であるオーストラリアでは、他者との違いこそアイデンティティであり、それを認め合う文化がある。日本、オーストラリアそれぞれに良さがあり、いろんな考え方を持つということが大切である。そんな話を、瞳を輝かせて話してくれた。
 
さて、今後1年間で二人とも大学進学に向けて具体的な作業に入る。将来設計もほぼ決まっているようだ。帰国後の二人の生徒がまず目標とするのが「英検準1級」の突破。それを目指した特訓がすでに始まっていると聞いている。